ライデンフィルム制作のバドミントンアニメ『はねバド!』が熱い!

アニメ
©2018 濱田浩輔・講談社・「はねバド!」製作委員会

2018年の7~9月に放送されていた、テレビアニメ『はねバド!』。

 

このアニメが熱すぎたので、その魅力を紹介しようと思います。

 

ネットではこのアニメについて、「改変が~」とか「ギスギスが~」とかいった声を見かけましたが、まったくのナンセンスです。

 

この作品の魅力は「試合シーン」

これにつきます。

 

『はねバド!』は漫画が原作のアニメでした。

まだ原作は読んでいませんが(これから読みます)、アニメによって「試合シーン」が進化したのはまちがいないでしょう。

 

 

試合が熱い!

 

まずなんといっても、バドミントンの試合の再現度がすごいんです。

 

これはもう言葉で説明するより、映像で見たほうがはやいです。

「はねバド! アニメ化決定PV」

「はねバド!」アニメ化決定PV

 

絵というか、アニメーションならではの“タメ”だったり、カメラを回すみたいなアニメでしかできない表現をふんだんにつかっています

 

いわゆる“ウソ”を交えるのが上手いんです。

 

OPも熱い!

 

「TVアニメ『はねバド!』OP「ふたりの羽根」YURiKA」

TVアニメ『はねバド!』OP「ふたりの羽根」YURiKA

 

音ハメがもすごく気持ちいいOPになっています。

音ハメというのは、映像(アニメーション)と音楽がリンクしていることです。

 

OP映像のなかの動きにも緩急があります。

OPの出だしとサビのところのアニメーションです。

 

ここでは、画面に映るキャラクターの動きがずっと同じスピードじゃなくて、ゆっくりから急にはやくなっています。

 

これはバドミントンの試合そのものです。

 

ラケットで打った瞬間のシャトル(羽)はものすごく速いですが、相手にとどくまでに一気に減速してしまう。そのバドミントンのスピード感というか、緩急をOPの映像で表現しているのですね。

 

まあこの解釈があっているかどうかはわかりませんが(笑)。

 

アニメーション(動画)が熱い!

 

はねバド!は原作が漫画の作品です。

 

当然ですが、アニメの絵は動いていて、漫画の絵はとまっています。

 

この特徴のちがいから、“魅せ方”も変わってきます。

アニメなら「動き」で、漫画なら「一枚絵」として、その魅力を発揮しています。

 

アニメは、場面の転換があるものの、連続した映像でつくられています。

 

一方、漫画は連続した動きの中から、最高の一場面を抜き出して絵にしています。

なぜなら、すべての絵を描くことはできないから。当たり前ですよね。

 

動きがわかるようにするためには、ちょっとずつずらした絵を何枚も描くことになります。

それをやっているのがアニメです。

 

漫画ではカットごとの絵しか描かれていません。それでもなぜ楽しめるのかというと、その前後の動きは読者が脳内で補完しているからです。

 

絵という意味で、漫画の逆にあるのが実写映画です。

 

なら人間の動きに不自然なところはもちろんない。最近ではCG(コンピュータ・グラフィクス)技術も精度があがって、違和感なく実写に溶け込めるようになってきている。

 

そして、アニメ。アニメはこの、実写映画と漫画(静止画)のちょうど中間にあるメディアだと思う。実写のように完全に連続的に動かすことはできないし、それをするとアニメーションとしては、気持ち悪くなってしまう。漫画のように止まった絵ばかりでもだめだ。それは紙芝居であって、アニメではなくなってしまう。

 

『はねバド!』では、実写に近づけるギリギリ限界のラインをせめているように思える。それが表れているのが、作中のバドミントンの試合シーン。

 

スポーツもののアニメというのは制作するのが、とくにむずかしいようにみえる。なぜかといえば、スポーツの試合中は選手たちがずっと動いているから。

 

スポーツの見どころもその動いているシーンにこそあります。だからアニメよりも実写に向いているジャンルだと思いますね。

 

そんなアニメでは描きにくいシーンを描くための手法に、「ロトスコープ」というものがあります。

「ロトスコープ」とは、現実でじっさいに動いている人間を撮影して、それをそのままアニメーションに落とし込むやりかた。これをつかえば、アニメでありながら実写に近い動きを表現することができるそうです。

 

『はねバド!』では、「ロトスコープ」に近い手法をつかってアニメーションをつくったのだとか。

撮影された動画をそのままアニメーションにするのではなく、その動画を見ながら一から試合のシーンを描いているんですね。

 

実写のような動きを再現しつつも、漫画のような見せるカットも盛り込んでいく。実写と漫画のいいとこ取りをしているようなものです。

 

実写さながらの動きをしているシーンがあったかと思えば、アニメ特有の“スロー再生”のようなシーンもある。動きでみせるところと、絵でみせるところ。この2つの組み合わせによって、じっさいの試合以上に見ごたえのあるものになっています。

 

つらつらと書いてきましたが、何がいいたいのかというと「試合のシーン面白すぎ!」ということです。

 

スポーツにギスギスは付きもの

 

ネット民の声をきいていると、「ギスギスしている」などといわれています。が、個人的にはまったくそうは思いません。

 

スポーツを本気でやっていれば、和気あいあいよりもピリピリとした空気になるものでしょう。部員同士のぶつかり合いもあるはずです。才能があればあるほど、ひたむきにやればやるほど、常人とは見える世界が変わってくるのではないか?と思います。

 

たしかに和気あいあいが見たい人には、『はねバド!』は向いていないかもしれません。

若い才能が全力でぶつかり合っている、そんな青春スポーツを見たい人にはおすすめできます。

 

原作を読んでいる人たちによれば、アニメ版『はねバド!』は結構改変していたみたいです。それが不評を買っているようです。

 

まあこれは原作付きのアニメでよく議論になることですが。何かというと、原作どおりにそのままやるのか、アニメ独自の展開を挟んでいくのかということです。

 

個人的にはこれはもう“作品による”としかいいようがないと思います。

 

いってしまえば、面白ければいいし、そうじゃなければよくない。

 

原作付きの作品でアニメオリジナルの展開をやる。これのいいところは、あとで原作を読んだときに二度楽しめることです。

 

『はねバド!』の原作はちょっとだけ試し読みしてみましたが、初っ端から全然ちがう。

 

ここで新鮮味をおぼえるわけです。同じ作品なのに初めて触れるような感覚。

 

たしかにこれが気持ち悪いという人もいるでしょう。それならそれで仕方がない。

同じ作品で何回も楽しめるというのは、いいことだと思うんですけどねぇ。

 

ちなみに、いま原作コミックの紙の方は、ほとんど品切れみたいですね。

アニメを見てアマゾンでポチった人が多かったんでしょう。

電子書籍だと品切れがなくていいです。

 

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(※本ページの情報は2018年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)