アニメが10倍楽しくなる作画の見かた!

エムディーエヌ表紙、アニメ作画 アニメ

アニメは、「作画のことがわかるともっと楽しめるようになる」ことがわかりました。

 

その理由は、書店でたまたま見つけたこの雑誌に書いてあります。

アニメ専門誌というわけではないのですが、「アニメの作画」が特集されていました。

おもに現役のアニメーターのインタビューが載っています。

 

これが目からウロコのインタビューばかりで面白かったんですね。

アニメの作画は、じつはすごく奥深いということがわかりました。

 

アニメーターは、一つひとつの作画をすべて意図をもって描いているとうことなんです。

 

この雑誌を読みながら、自分がこれまでいかにテキトーにアニメを見てきたのかを思い知りました。

 

でも、アニメーターは本業なだけあってちゃんと見ているんですよね。作画を。

そして、そこから意味を読み取っている。

同じアニメでも、素人とは全然ちがう風に見えているんでしょうね、きっと。

 

意外だったのは、アニメーターの人は、映画をよく観るという人が多かったこと。

もちろんアニメ制作のヒントを得るためです。アニメを作るのにアニメだけを見ていてはダメなんですね。

 

アニメを描くことのむずかしさ

 

あと、アニメーターという仕事は総合的な知識が要求されるみたいです。

 

アニメ作品の中には、いろんな“モノ”が登場します。

 

人間のキャラクターから、電車や橋、学校などの建物、木々や川などの自然。

 

それら一つひとつに、色・かたち・動き・大きさなどがあります。

これらをリアリティを損なわない範囲でアニメとして描かれています。

 

なぜリアリティが必要かというと、あまりに現実とかけ離れていると視聴者が理解できなくなってしまうからです。

 

クリエイターではない、普通の視聴者が見てわかるもの。

なおかつ楽しめるものをつくるというのは、じつはむずかしいことなのです。

 

作画に注目してアニメを見てみた結果

 

アニメーターさんのインタビューを読んだあと、さっそく作画に注目しながらアニメを見てみました。

以下、そのときのメモです。

 

『はるかなレシーブ』の作画メモ

・体全体の動き、表情のバリエーションがほかのキャラにくらべて、倍以上ある
・スポーツ作画。日常ともアクションともちがう?腕や手の動きの連続性が高い
・キャラクターの目線(視界)のカットが結構つかわれている
・おっぱい
・水着シーンが多いからか、体の部位の動きの連動に力がはいっている気がする
・タメとかスローモーションを上手くつかっている
・緩急がいい。スポーツらしいスピード感とみせるためのタメの使い分け

 

とりあえず、こんな感じにメモを取りながらアニメを見てみました。

これが結構疲れるんですね。1秒も画面から目を離せないし。

 

そして気づけることがかなり少ないことにも驚きました。

これはまあ今までの怠慢が原因なわけですが。

 

とはいえ、アニメ作画の意図を正確に読みとることができれば、少なくとも“見る技術”だけは本職のアニメーター並ということですから。

むずかしいのは当たり前かもしれません。

 

「作画崩壊w」は浅すぎる

 

ネットなんかで作画についていわれているのは、「キャラクターの顔がなんかちがう」とか「作画崩壊www」みたいなことです。

でもそんなことは見れば誰でもわかります。鼻くそほじりながら見ててもわかることです。

 

そうではなく、キャラクターの何気ない日常の仕草とか、その場面の画面構成の意図とかを理解ながら見ているひとはあまりいない気がします。

 

べつに気楽に見るのが悪だといいたいわけではありません。わたしも「作画崩壊w」とかいっていた口です。

 

でも最近なんだかアニメ視聴がマンネリ化してきているような気がして、一つ殻を破る突破口みたいなものをさがしていました。

そこで気づいたのが、「作画に注目してみる」ことです。

 

アニメは、誰でも見られる気軽に楽しめるという意味で優秀なコンテンツです。

でも、もっと掘り下げて思考力を総動員しながらのめり込むように見てもいいんじゃないか、と思った次第であります。

 

雑誌のなかでいわれていましたが、

 

SNSでのアニメ作画についての言及は、本質に迫っていないものがほとんどだそうです。

 

的外れだということですね。

 

「作画崩壊w」とか言ってるうちは、作画のよさどころか悪さについても1ミリも理解できてないのです。絵が崩れているだけで、それをやり玉に挙げていたってアニメは楽しめません。いや本人たちは楽しんでいるのかも知れませんが。でもそれはアニメ自体を楽しんでいるのではなく、非難することを楽しんでいるだけです。

 

試しにツイッターで、「アニメ 作画」で検索してみました。

 

たしかに作画崩壊を揶揄していたり、ただ単にいいとかわるいとしかいっていないものがほとんどです。たまに、きちんと考察されている投稿もありましたが、かなりの少数派でした。

 

何がいいのか、何がわるいのかについて具体的に説明している投稿はほぼないのです。

 

でもこれは仕方ない部分もあると思います。

 

現代人は時間がありません。

アニメを惰性で見たり、時間つぶしでみたり、流し見したりもするでしょう。こういった見方はあまり真剣に見ているとはいえません。

 

それがわるいとはいいませんが、どうせみるなら最大限楽しみたい。

 

作画の“ここ”に注目すれば、アニメがもっと楽しくなる

 

この雑誌の特集を読んで確信しました。作画について注目して見ればよりアニメを見るのが楽しくなるということです。

 

一口に“作画”といっても色々あります。

 

人の動作や表情などの日常芝居

バトルなどでよく見られるアクションシーン

異能の発動や爆発に伴うエフェクト

画面構成背景美術、などなど

 

まあSNSでは、全部一緒くたにして語られちゃってますが。

 

これらのどれか一つだけをとっても奥が深いものです。その一つに注目して見るだけであっという間にアニメ1話がおわります。

 

そしてビビります。なんとなくすごいことはわかっても、何がどうすごいのかまったく説明できない自分の無能さにビビります。

 

とりあえずは、アニメを見るなら真剣に見て、気づいたことをメモしていこうと思います。