AIに仕事を奪われる未来にはいいことしかない『10年後の仕事図鑑』書評・感想

本・書評

これは一言でいえば、希望の書

 

これからの時代、AI(人工知能)によって人間の仕事は確実に奪われていく。

これはもう、ほぼ確実らしい。

 

でもそれを悲観する必要は全然なくて、むしろAIに仕事を奪われることで、人はより楽しく生きることができるようになる。

 

ということを懇切丁寧に解説してくれている本です。

 

この本に書いてあることをいくつか自分に取り入れて実行する。

 

そうすれば、将来AIに仕事を奪われることもないし、さらに今までよりももっと人生を楽しめるようになると思います。

 

この本を読むまで、正直未来のことには不安しかありませんでした。

年金とか年金とか年金とか。

 

しかし、そんなものはまったくの無意味だということがわかりました。

 

たとえばいま、事務職などの単純労働に就いている人は、いつ解雇されるんじゃないかと戦々恐々でしょう。そんな人はぜひ本書をおすすめします。

 

自分の将来に漠然とした不安を抱えている人は、この本を読むと希望がわいてきます。

未来にもAIにも、そもそも怯える必要なんてないことがわかります。

 

 

未来に悲観するな、いまを生きろ!

 

「将来なくなる仕事リスト」を見て、不安になったり悲観したりすることほど無駄なことはない

と本書の冒頭で堀江さんはいっています。

 

未来のことは、いまからあれこれ考えても意味がない。想像したとおりの未来になることなんてまずない、ということですね。

 

だから、「自分の仕事がなくなるかもしれない」とただ怯えて生きるのは、意味がない。

 

堀江さんはむしろ、

AIが単純労働を代替し、人間が好きなことだけをやって自由に生きられる

未来を想像しているといいます。

これはわたしたちもそうすべきだと思います。老後のことが心配で“いま”精神をすり減らし、ストレスをためていたんじゃ、何のために生きているのかわからなくなります。

 

わたしたちが生きているのは、

“いまを全力で楽しむ”ためであって、

“老後のために貯金する”ためではないのです。

 

「いやいや、好きなことだけやって生きていけるわけがないよ!」

という反論にも答えてくれています。

 

いわく、いまは好きなことでお金を稼げる時代

 

ただそれには、好きなことを真剣に向き合って、それに没頭することが前提です。

これさえできれば、インターネットが発達した現代でなら、好きなことを仕事にすることができてしまうんですね。

 

他人と同じことをするな!

 

経営学的にいえば、「ブルーオーシャン」を探せ!ということ。

 

たくさん人がいて、競争が激しいのが「レッドオーシャン」。

「ブルーオーシャン」はその反対で、人がほとんどいないから、競争もない

 

競争がないということは、比較的簡単にその領域でトップになれるということ。

そこまでいければ、「好きなこと」「趣味」が仕事になってしまう。

 

だから、「ブルーオーシャン」を探すのがいいのです。

 

ただし、あくまで前提は「好きなこと」「興味のあること」

 

いくら人のいないニッチな分野でも、自分がそれを好きじゃないならやらないほうがいい。というか、やってはいけない。

なぜなら、それをすごく好きな人に簡単に追い抜かれてしまうから。

 

嫌々やっている人と、好きで好きでしょうがない人。

 

どっちがパワフルで情熱があるか。比べるまでもありませんよね。

 

これからの時代を生き抜くには、差別化がマジ大事

 

差別化するとは、他人とちがうことをすることです。「ブルーオーシャン」を見つけることでもあります。

 

どうして、他人とちがうことをするのが大事なのか。

それは、機械に代替されないためです。

 

他人と同じことをしている
=
競争が多い
=
その市場についてのデータがたくさんある
=
データを読むのが得意な機械・AIに代替されやすい

 

というわけです。

 

「自分が好きなこと」「他人がほとんどやってないこと」が重なる場所を見つける。

これが、AIにも代替されないし、人生も楽しくなる最高の戦略です。

 

まとめ:これからは遊びと仕事がごっちゃになる

 

この本で何度も繰り返しいわれていたこと。それは、

 

自分が好きなこと・楽しいことをする

他人と差別化をする

 

とにかくこの2つでした。

 

考えてみると、ほとんどのサラリーマンは、これと真逆のことをしています。

好きでもない仕事を他人と同じようにやる…

 

これじゃあAIに代替されてしまいます。

好きじゃないから、やる気も出ないし、AIに代替されないためのアイデアも浮かばない…

 

これからは、

仕事は探すものではなく、つくるものになるといいます。

そうなると、本当に「なくなる仕事リスト」は意味がなくなりますよね。

 

だって、「リスト」にのってない仕事を新たにつくればいいんですから。

 

そういう思考の転換の仕方も教えてくれる、とても楽しい本でした。

 

未来には、絶望じゃなく、希望がある。

そう思うだけで“いま”が楽しくなってきます。