【書評】人生も夢も希望もすべて自分次第『原因と結果の法則』ジェームズ・アレン

本・書評

「自己啓発書の元祖」と書いてあったので読んでみました。

 

原著が出版されたのは1903年なので、いまから100年以上前の本です。

 

そんな昔の本がなんでいま頃とか、そもそもいまの時代に通用するの?と思うでしょう。

 

この本は、内容が結構抽象的なのでその点は大丈夫です。

人間の考えについて書かれているからです。「どれだけ時間がすぎても人間の本質は変わらない」といいますよね。

 

逆にいえば、人間はちっとも進化していないってことにもなりますが。

スマホとかAIとかが出てきても、人間自体はまったく変わってないということなんですね。

 

だから100年前に書かれた本でも、十分に通用するし、読んで得るものがあるわけです。

 

タイトルが結論

 

日本語のタイトルは、『原因と結果の法則』。

一方の原著のタイトルは、『人は考えたとおりの人になる』です。

 

この原著のタイトルがこの本がいいたことを端的に表しています。

 

もうちょっと詳しくいうとこうです。

 

「人は自分が思っているとおりのものになる」という有名な格言がありますが、それは人間そのものの在り方だけでなく、人生の全ての条件や環境でさえも自分が作っている、という意味です。

 

なんというか非常に耳が痛いですね……。

行動しない自分を責められているかのようです。

 

これは本書の最初の3行です。ここでもう結論を置いていったわけですね。

 

悪人になろうが、善人になろうが、お金持ちになろうが、貧乏人になろうがそれは全部自分が考えたからだよ、といっているわけです。

 

もしもお金持ちになれたとしたら、それはお金持ちの思考を持ちつづけたから。

貧乏のまま一生を終えたとしたら、それは貧乏人の思考でありつづけたから。

 

こういうことになりますよ。なんだかぞっとしてきますね。

 

何となく理解は出来つつも、それでも納得できない部分ものこります。

だって、この理屈なら自分考えられるものなら何にでもなれるということになりますから。

 

人は自分が考えたものになる

 

日本語のタイトルはこのことをべつの言い方で表しているんですね。

 

「原因と結果の法則」

 

自分が考えたことが、“原因”。そしてどんな人間になるのかが、“結果”

 

「人は自分が考えたとおりの人間になる」のを言い換えたのが、「原因と結果の法則」というわけです。

 

ところで、どうしてこんなことが言えるのか気になりますよね。

どうすれば自分が考えたとおりの人になれるのか……。

 

著者のジェームズ・アレンは、この「原因と結果の法則」を絶対的でゆるぎがないと言っています。

 

さらに、自分の性格や人生、運命すらも自分で作り出しているのだと。

 

こういわれると思考が滅茶苦茶大事という気がしてきます。普段からボケーッとしている場合ではありません。

 

すべては自分で変えられる

 

まず前提としてあるのが、外の環境で起こることは自分が原因ということ。

原因は自分の中にあるのです。

 

逆に考えれば、周りがどうかということと自分が成功することは何の関係もないということです。

 

成功したら100%自分が頑張ったからだし、失敗したらその原因は全部自分にある

 

他人に甘えるなとか、環境を言い訳にするなとか厳しいことを言っているようにも思えます。けれど、こう考えるとむしろわかりやすいですよね。全部自分次第だと。

 

どうせ他人をコントロールすることなんてできません。

それなら自分のことだけに集中して成功をつかみ取りたいです。

 

人が成功するか失敗するかは、その人自身の思考の直接的な結果にすぎません。

 

ジェームズ・アレンもこういっています。

 

成功したときに、謙遜して「たまたま運が良かっただけです」なんていわなくていいのです。

アレンは“偶然”なんてものも一切ないといい切っています。成功したらそれは全部自分のおかげ。そして失敗したら全部自分のせい。これだけです。

 

シンプルでわかりやすい。

 

だからこそ自分の思考、いつも考えていることがそのまま結果につながるんですね。

 

人生において“思考”な超大事な理由

 

どうして思考が人生や運命を決定づけるほど重要なのか。

それは思考が行動につながっているからだと思います。

 

人間は習慣の生き物です。

 

習慣はほとんど無意識のうちにやってしまうことです。無意識なら考えてないじゃん。いえ、考えているのです。というより考えた結果が習慣なのです。

 

習慣で自分が嫌なことはしないですよね。

お風呂や歯磨きはすごく好きではなくても、やらないと気持ち悪いと感じる。やったらスッキリする。だから習慣としてやる。

 

最初に一度は自分で考えているわけです。それで結論が出たからあとは一々考えることなく半自動的におこなっている。

 

つまり、習慣は無意識下での思考なのです。

 

結論としては、自分のいまの状況も周りの環境も全部自分の思考の結果ということになります。

 

なんだよ、それだけかよ。と思いますよね。

 

でもこれは、

クソッタレな現状も自分次第で変えることができる
ということでもあります。

人は生まれる環境を選べません

そのことについて嘆きたい気持ちもわかります。まあ日本に生まれたならそれだけでラッキーな気もしますが。

 

でもただ嘆いて自分の不幸を人のせいにしているだけでは、現状は1ミリも変わらないのです。

 

だから、まわりをどうこうではなく、自分を変えるために思考から変える。そして行動する

 

ああやっぱりこの本は「自己啓発書」なんですね(笑)。

 

結局この本から学べることはこれ

 

まとめると、

 

・自分がなりたいものと外の環境は関係ない

・すべては自分次第なので、考えるべきことは自分のことだけ

・思考を変えれば行動が変わる

・行動が変われば自分が変わる

・理想の自分を思考しつづけることで、なりたい自分になれる

 

こうなりますね。

 

でも、生きていたら理不尽なことってありますよね

わたしなんか、生まれた事自体が理不尽だと思っています。

 

でもそれで周りを恨んだところでしょうがない。

いまの状況を変えたいのなら、自分を変えるしかない。そして、自分を変えるには思考を変えればいいのです。

 

思考を変えれば自分が変わり、自分が変われば環境が変わります

自分の不運を嘆いて落ち込んでいる暇なんてないのです。