読書を仕事の成果につなげる。『レバレッジ・リーディング』書評

本・書評

 

自分が読んだ本の内容を仕事やビジネスに活かす。そうすれば、その本に投資したお金は、10倍、100倍にもなって自分のもとへ返ってくる。

 

これが『レバレッジ・リーディング』に書かれている、一番重要な考えです。

この投資が何倍にもなって戻ってくるという効果は、とくに、ビジネス書において発揮されるといいます。

 

それじゃあ、といっていきなり分厚くてむずかしそうなビジネス書を手にとってはいけません。最初に読むのなら、大学教授が書いたようなものよりも、じっさいにビジネスをしている人(経営者とか)が書いた本がいい。

 

べつに無理してむずかしい本を読む必要はまったくありません。大事なのは、その本の中に生きた知識や経験が凝縮されているかどうか、なのです。

 

ビジネス書を読めばいい循環が生まれます。

 

本を読んで、成功した人の知識・ノウハウを学ぶ→それを自分なりにアレンジして仕事に活かす→そうすると効率が上がる→早く、少ない労力で成功にたどり着ける→時間が生まれる→空いた時間で本を読む。

 

これは、どんな仕事、職種にもあてはめられることだと思います。ある分野での知識をもっている人が、わざわざそれを本にして、誰でも読めるようにしてくれているのです。これを利用しない手はありません。

 

ところで、『レバレッジ・リーディング』の「レバレッジ」とは、梃子(てこ)という意味です。他人の知識や知恵、経験を“てこ”のようにつかうことで、自分を持ち上げるということなのです。

 

“レバレッジをかける”とは、イチから自分で考えたりはしないで、成功した人の知識を最初から活用するということです。すでにある知識をつかうことで、効率的に、自分を成功へと押し上げることができるのです。

 

じゃあ「レバレッジ・リーディング」とは、具体的にはどうすればいいのか。

それは、「本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用すること」です。

 

ひたすらこれの繰り返しです。そんなに本ばっかり読んでいたら、自分の頭で考えなくなるんじゃあないのか?と思うかもしれません。でもそれは心配いりません。

 

本を読んだからといって、その著者の意見だけを、一冊の本のみを鵜呑みにするわけではないからです。むしろそうしないために何冊もの本を読む。読んで考える。最後は自分で答えを出す。自分なりの原理原則を見つけ出す。

 

「本に書かれているノウハウを自分流に応用する」とは、そういうことなのです。

 

忘れてはいけないのが、「実践する」ことです。読んで、考えたら、じっさいにやってみる。これが重要です。どんどん実践で活用すること、実際に行動すること。読むだけよりも、行動するだけよりも、「読んで行動する」が最強なのです。

 

本を読めば読むほど、時間が生まれる。本を読まないから、時間がないのです。なぜなら本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ばないからです。何もかも独力でゼロから始めるので、時間がかかって仕方ないのです。本を読めば、そこに近道を行く方法が書いてあるというのに

 

本を読まない理由としてよく挙げられるのが、「時間がない」「お金がない」というもの。でもこれはそもそも関係が逆です。

 

時間がないから、お金がないから本が読めないのではない。本を読まないから、時間がないしお金もないのです。

 

著者が何年もかけて得た経験が本にはつまっています。それをたかだか数時間で読むことができます。しかもわかりやすく、読みやすいように編集されてまとめられています。これってじつはすごいことだと思いませんか?

 

本を読んで知識を得られれば、時間を最大限効率化できる。時間は、お金より命よりも重いのです。