『ソーシャルメディア・マーケティング』書評・感想

ソーシャルメディア 本・書評

ソーシャルメディアとは、ブログとかツイッターとか動画サイトとかネット上にあるウェブサイト全般のことです。

 

ウェブにあるツールをつかって、マーケティングをおこなうのが、「ソーシャルメディア・マーケティング」ですね。

 

どうしてこの本を読んだかといえば、ブログ運営に活かすためです。

さらに、これからもっとウェブ上のマーケティングが重要になってくるからと感じてもいたからです。

 

いま世界トップ企業のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)は、すべてウェブ上のサービスを展開しています。

 

これは、

インターネットをつかう人が増えていること

インターネットをつかう時間も増えていること

をあらわしています。

 

この流れ、ネットの利用者と利用時間が増えるのは今後も変わらないとします。

 

すると、グーグルとかアマゾンとかのIT企業が今後もますます成長していくことになります。

 

利用地域が増え、利用者が増え、利用時間が増え、利用金額が増える。

 

こうなると、グーグルとかのトップ企業が、お客も富も全部ゲットすることになりそうです。

 

受信する人は増えたけど、発信する人はほとんど増えてない

 

面白いデータがこの本にのっていました。

 

日本国内の通信データ量の変化のデータです。

比較されているのは、ネットにおけるダウンロード数とアップロード数。

 

ダウンロードはネットから何かを読み込んだり、保存したりすること。

画像とか動画とか文書とかです。

 

アップロードはその逆です。

画像や動画をサーバーにあげて、だれでも閲覧できるようにすること。

 

ここ5年ほどで、ダウンロード数は急激に増えています。

 

その一方で、アップロード数は増えてはいるものの、ダウンロード数の増加に比べたら、ほとんど横ばいです。

 

ダウンロードする人はたくさん増えたけど、アップロードする人はほとんど増えてない。

 

これをさらに裏付けているのが、デバイスごとのインターネット平均利用時間のデータです。

 

このデータによれば、「モバイル(スマホ、携帯電話)」での利用時間は増加しています。

ですが、それに比べて「PC」「タブレット」での利用時間はほぼ横ばい

 

これは、スマホが圧倒的にインプットに適しているからですよね。

空いた時間を使って、次々にアプリやウェブサイトを徘徊できます。

 

反対に、ブログを書いたり動画を編集したりというアップロード作業は、まだPCでやるほうが便利です。

 

通信データ量……ダウンロード > アップロード

ネット利用時間……スマホ > PC、タブレット

 

こういうことですね。

 

まあ利用時間と通信量はともかく、ここに来てもなお、インターネットが成長していることには驚きです。

 

どうしてこのデータを出したのかというと、まだまだインターネットは商売の場として重要ということをいいたかったからです。

 

人がたくさん集まって、時間とかお金を投入している。

それが「インターネット」です。あるいはソシャゲです。

 

だから、ソーシャルメディア・マーケティングが重要なんですね。

 

なぜって、人がいないと商品は売れないからです。

 

インターネットの広告費は唯一のびている

 

インターネットの成長の可能性は、広告費からも読みとれます。

 

テレビや新聞、雑誌、ラジオの広告費は、ここ10年で減少か横ばい

それに対して、インターネットの広告費だけはゆるやかに増加しています。

 

ネットでウェブサイトなどを見ているときに、「なんか広告増えたなぁ」と感じるのはわたしだけではないはずです。そして、じっさいに増えているのです。

 

このままいくと、今後もネット上の広告はさらに増えていきます。

 

個人的には、「もっと個人個人に最適化してほしい」と思っているのですが。

 

「興味のない広告でも、何回も見れば無意識のうちにそれを書いたくなる」

 

とかそれっぽいことを言っていますが、正直怪しいもんです。

 

どうせ広告を表示するなら、ユーザーにとって最適な選択肢を出してほしい。

 

無理やり買わせようとするのではなくて、むしろ買うか買わないかの判断を助けるような広告がいい、と思います。

 

消費者もバカではないです。

いくら「買え」といわれたって、買わないものは買いません。

 

こんなにすごい口コミの威力

 

マーケティングで、意外とあなどれないのが“口コミ”です。

 

口コミの威力は、映画など娯楽作品でより発揮されます。

 

2016年日本で大ヒットした映画、『君の名は。』と『シン・ゴジラ』。

 

この二つの映画はどちらも、口コミがあったからこそここまでのヒットになったらしいです。

 

ここでいう「口コミ」は、リアルの会話とネット上のつぶやきの両方です。

 

本当に購買に影響を与えているのは、オフラインも含めて情報を広めている人々である

 

テレビや電車の中吊り、駅、バス、街中。

いまはいたるところに広告がありますよね。

 

でも、本当に“買う”につながっているのは、“口コミ”なんですね。

 

口コミがどれだけ購買につながっているか、正確なデータが計れないのが残念です。

 

ネット上なら多少は補足できるとしても、現実の会話からデータをとるのは(いまのところ)不可能です。

 

まあこのへんは、今後の技術発展に期待するとしましょう。

 

まとめ:インターネットが発達しても、相手は人

 

このほかにも、ユーザーとの協業がイノベーションを起こすとか

商品のレビューが多いほど売り上げを高めるとかいった話がでてきます。

 

インターネット上のマーケティングとはいえ、結局やっていることは人間の行動をみることです。

当たり前ですね。でも忘れがちなことです。

 

商品やサービスを消費するのは、プログラムではなく

 

まあそのうちAIが発達したら、勝手にピザを注文しだすかもしれませんが。

そんな場合でも、そのピザを食べる(消費する)のは、あくまで人間です。

 

機械ではなく、人を相手にしている。

マーケティングをするときは、このことを覚えておいたほうがよさそうです。