普通とは少しちがう考え方で成功者になる『変な人が書いた成功法則』斎藤一人

成功法則 本・書評

成功法則はだれもが知りたがることです。とくに日本人は失敗を極端におそれるし、失敗せずにしかも楽に成功できれば最高です。

 

この本のタイトルは『変な人が書いた成功法則』です。わたしは成功法則については、好きでありながらも、どこか胡散臭さも感じています。

 

成功法則のとおりにやったからって、本当に自分も成功できるかどうかはわからないからです。それでも成功したいからやっぱり成功本を手にとって読んでしまいます。

 

この本に書いてあるのは、何か具体的な成功のための説明書ではありません。どちらかというと、成功のための心がまえを教えてくれる、精神的な本です。

 

 

精神的といっても、哲学とかスピリチュアルとか心理学ではないです。人間として普通に生きる上での心の持ちようみたいなことですね。

 

本書の著者である斎藤一人さんは、納税者ランキングの上位に10年近くランクインしていた人です。たくさん税金を納めたということは、それ以上にたくさん稼いだということ。

 

さぞや、才能にあふれた経営者なんだろうと思っていたら、意外と普通の人でした。この本を読んでいる限りでは。ただ普通の人とは、少しだけ考え方がちがっているだけのように見えるのです。

 

もしかすると、他人とはほんの少しでもちがいをつくるというのが成功のためには必要なのかもしれないと思います。

 

他人とまったく同じことだけを考えていたら、その他大勢からは抜け出せません。それで成功するなら日本は成功者だらけということになります。が、実際はそうなっていませんよね。

 

みんな成功にうえています。他人を蹴落としてとまでは思わないにしても、自分だけでも成功したいと思っているはずです。だからこそ、書店にならぶ成功本が売れるわけです。

 

斎藤一人さんの、普通とはちょっとだけちがう考え方を紹介しましょう。

 

「困ったことは起こらないと考える」

 

困ったことは起こらない

 

これはとことん個人的な考え方です。超個人的です。

 

「困ったこと」というのは、環境問題とかエネルギー問題みたいな地球規模の話ではありません。

ただ自分にとってというだけです。自分にとって困ったことが起こらない。

 

たとえば、家族や知人などから悪口をいわれたりバカにされたとします。いわれた自分は嫌な気分になるでしょう。ふざけんなと思って怒るでしょう。

 

でもそれで、悪口を言われてはたして自分が困るかというと、べつに困りはしない。明日も生きて、呼吸をして、好きなことをするでしょう。よくよく考えてみれば、他人が自分について何をいったところで、自分の人生には何の関係もないのです。

 

こんなふうに、自分の問題と他人の問題を切り離して考える。もっといえば、自分とそれ以外をはっきりさせる。そうすると、無駄なことで悩む必要がないことがよくわかります。

 

なにか問題(のように思えること)が起こったとしても、じつはそれはまったく問題ではないんです。悪口も他人の中で完結していることで、自分がわざわざ関わってあげる必要もありません。

 

「お金のない人は使い、お金がある人は稼ぐ」

 

お金のない人にかぎって、使うことばかり考えている。

反対にお金をたくさんもっている人は、もう十分もっているのにさらに稼ぐことばかりを考える。

 

人にはこういう傾向があるそうです。自分もこれを読んだときにドキッとしました。まさにそのとおりだったからです。ほとんど稼げてないくせに、頭の中にあるのは、どの本を買おうとか美術館に行こうとかPCを買おうみたいなつかうことばかり。どうやって稼ごうということはほとんど考えていないことに気づかされました。

 

お金持ちになりたいとかいいながら、どうやってお金を稼ぐかということを全然本気で考えていなかったんですね。はずかしながら。

 

考えていなかった。実行していなかった。これじゃあ本気じゃないといわれても何も反論できません。

 

これはべつに誰かが困るという話ではないんですね。自分が本気にならないことで困るのは自分なんです。稼げなくて困るのは自分だけ。

 

家族も友人も知人もその他の地球上の70億以上の人たちも何も困りません。あなたが稼げなくても、困らないんです。困るのはただ1人、あなただけです。

 

厳しいですが、ある意味では楽でもあります。なぜかというと、(基本的には)他人の人生に責任を負わなくてもいいからです。あなたはあなたの人生のことだけを考えていればいいんです。お金持ちになりたいのなら、どうやって合法的に稼げるかだけを考えていればいい。

 

他人の人生なんて一切考えなくてもいいんです。なぜなら他人もそれぞれ自分の人生を生きているから。そもそもあなたに心配される筋合いもありません。

 

そういうスタンスでいれば、人付き合いもすごく楽になります。

 

まとめ:成功への道は1つではない

 

『変な人が書いた成功法則』は、読めば明日から成功者になれる、みたいな本ではありません。ただ読むと少しだけ心が楽になります。

 

成功への道は1つではないということ
考え方と行動しだいで成功者になれること

 

著者の考えと成功者としての経験から、この2つのことを納得させてくれる本でした。