【君は008】明石閑真はどんな人物だったのか?【考察】

君は008考察、明石閑真の人物像 『君は008』考察

『君は008』の主人公・明石エイトの父・明石閑真がどんな人物だったのかについて考察していきます。

 

明石閑真について明らかになっている事実

 

まずは、明石閑真について現時点でわかっていることを書き出してみます。

 

・物語開始時点で死亡したことになっている

・家族には自分がエージェントであることは隠していた

・第三次世界大戦を(少なくとも)三度回避している

・閑真のエージェントスタイルは、エイトと同じ

 

こんなところでしょうか。

では、ここから少しずつ掘り下げて、明石閑真がどういう人間なのかを考えてみます。

 

物語開始時点では死んだことになっている

 

作中ではっきりと確認できることだけから考えると、明石閑真は完全に死んでいます。

 

 

まず、家には仏壇がそなえてありました。

あと、閑真の同僚だったアイスマン先生とかオキタ先生も、閑真が死んだという前提で話をしています。

 

しかし個人的には、閑真が死んだことをすんなり納得できません。

第三次世界大戦の勃発を三度も回避するような人が、そう簡単に死んだりするでしょうか。

 

何らかの理由があって自分の死を偽装しているのではないか。

死を偽装しないといけないほど、危ない状況になってしまったのではないか。

周りにも危害が及ぶことを考えて、自分が生きていることは誰にもいわなかったのではないか。

 

などと、いろいろ推測してしまいます。

 

家族は何も知らされていなかった

 

明石閑真がエージェントだったことは、エイトたち家族は知らないようでした。

死んだことについても、エージェントの任務中とかではなく、出張先の事故で死んだことになっている。

 

これは家族の安全を考えてのことでしょう。

「組織」内部の情報がもれたりしなくても、閑真がトップエージェントであるということ自体が、秘密情報だったのだと思います。

 

エージェントがもつ情報は、時に生死にかかわります

 

エイトが、父・閑真の本当の顔を知ったとき、かなり動揺していました。自分たち家族に、嘘をついていたと思ったからです。

 

閑真の性格がエイトと似ているのなら、家族に嘘をついたままで平気だったとは思えません。

 

じゃあ、どうして自分がエージェントであることを隠していたのか。

それは、家族を守るためとしか考えられません。

 

結果的に閑真が死んだあとも、その家族に危害がおよんだりはしていません。何も知らないから、始末されたりはしなかったんですね。閑真の判断は正しかったわけです。

 

閑真にとって何が本当に大事なのか。

自分が危険なときでも、家族を守ろうとする人間だということがわかります。

 

第三次世界大戦を三度、回避している

 

閑真が死んでいないと考える一番の理由はこれです。

 

三回も世界大戦を未然に防いでいる。

 

こんな超人的なエージェントが死んだといわれて、はいそうですか、とはいきません。

 

優秀なエージェントは、自分が危機的状況におちいったときに、そこから抜け出すための策をちゃんと用意しているはずです。

 

セーフハウスを確保するとか、情報を分散させておくとか、です。

 

注目するべきところは、戦争を終わらせた、ではなく、「回避した」というところです。

 

戦争が始まる前に阻止した。

 

となると、武力ではなく、知力をつかったということになります。

 

戦争を終わらせたとなると、1人で戦場に介入して、兵士をねじ伏せたみたいなことになる。

たしかに、中野高校のエージェント教師を見ていると、1人で軍隊を壊滅させることもできそうではあります。

 

でも閑真がやったのはそうではなく、戦争が始まる前に止めたのです。

 

具体的にどうやったのかはわかりません。

それでも、頭をつかい、人脈を駆使し、閑真自身も動き回ったのだろうということは想像できます。

 

武力が優れていることは、1巻の閑真の戦闘シーンを見ればわかります。

 

君は008第1話、閑真戦闘

『君は008』第1話より ©Syun Matsuena 2018

 

同時に、閑真は知力にも長けていたはずです。

武力だけでは、戦争を未然に防ぐことはできないからです。

 

それほどの知力をもっていた閑真が死んだといわれても、やっぱり納得いきません。

 

閑真のエージェントスタイルは、エイトと同じ

 

アイスマン先生がいうには、明石閑真とその息子であるエイトのエージェントスタイルは同じだそうです。

 

冷徹で任務の遂行を第一に考えるような人間…ではなく、

仲間のことをつねに気にして、任務を放棄しないまでも、犠牲を出さないために奮闘する

 

閑真はそういう人物だったのでしょう。

 

まあそういうスタイルのせいで命を落としたのだと、アイスマン先生はいっていましたが…

 

息子であるエイトをエージェントにしようと考えていた?

 

君は008第1話、アララギ校長

『君は008』第1話より ©Syun Matsuena 2018

 

アララギ校長がいうには、閑真は、エイトを自分と同じエージェントにしようと考えていたようです。

 

エージェントの世界は、慢性的に人手不足だそうですが、まさかそれが理由じゃないでしょう。

 

エイトにはエージェントの才能があることに気づいたのか。それとも、自分の後継者にしたいと思ったのか。

 

閑真は、エイトが自分と似ていることに気づいていた。だからこそエイトにエージェントになってほしいと考えていた…

 

アイスマン先生は、エイトのような人間はエージェントには向いていないとバッサリ切り捨てていました。でも、閑真はそうは思っていなかったのかも。エイトのような人物こそエージェント界に必要だと考えたのかもしれません。

 

もしかすると、閑真は、エイトが父の死の真相を知りたいと中野高校に入学することも見込んでいたのかも。

 

閑真がエイトに似ているのだとしたら、閑真はエイトの行動や考えが手に取るようにわかったとしても不思議ではありません。

 

本当に死んでいるにしろ、生きているにしろ、エイトが中野高校に入学するようにした可能性はあります。エイトが一度決めたら簡単には諦めない性格だということもわかっていたのでしょう。

 

エイトのことをアララギ校長に頼んだということは、自分に危機が迫っていることをわかっていたのかもしれません。まあエージェントが危ないのはいつものことかもしれませんが。

 

もし、生きているなら今後登場する可能性は大きい

 

エイトがトップエージェントになって、閑真についての情報を知ったときに物語は大きく転換する気がします。

 

おそらくそこで、

 

閑真の死についての真相があきらかになり、

生死がはっきりし、

閑真の本当の目的がわかり、

物語を動かす新しいなぞが提示される

 

はずです。

 

閑真が本当に死んでいたとしても、閑真についての情報が明らかになることで、また物語が面白くなりそうです。