「積ん読」を解消するために有効なのが「超速読」!

本・書評

「読んでいない本が家にあるのに、新しい本を買ってしまう」

「積ん読が解消されないどころか、どんどん増えてしまっている」

 

こんな風に困っている人はいないでしょうか。

 

この記事では、積ん読を解消する方法を紹介していきます。

 

どうして積ん読がたまってしまうのか?

本タワー

わたしの場合、家の本棚に50冊くらい積ん読があります。

 

それなのに、最近また15冊くらい新しく本を買ってしまいました。

これに加えて図書館から借りている本(未読)が10冊もあります。

 

どうしてこんな状況になってしまうのか。

 

考えてみると理由はだいたい次の3つになりました。

 

・本を読むスピードがおそい。滅茶苦茶
・書店に行くのが趣味。行ったら本が欲しくなる
・新しい本がどんどん出版される

 

つまりはこういうことです。

 

書店に行く

新刊とか新しい本がたくさんある

何冊も買う

読むのが遅くて消化しきれない

まだ読んでない本があるのに書店に行ってしまう

新刊本や面白そうな本を見つけて何冊も買う

 

 

こんな感じのサイクルにはまり込んでしまっているのです。

 

読んでも読んでも積ん読は増える一方……。なるほど、これがエントロピーの増大ですか(※ちがいます)。いい加減どうにかしたいのですが……。

 

積ん読は無駄か?

 

積ん読がなくせなくて困っているという人に対してこんな意見もあります。いわく、

 

積ん読は頭の肥やしになるから大丈夫!

 

というもの。

 

買っておいてあるだけで意味があるとか。

 

でもそれは本当でしょうか。

 

積ん読がまったくのムダとはいいません。が、読まずに放置しておくくらいなら、読んだほうがいいに決まっています

 

そもそも読まない本なら、はじめから買わなければいいのです(ブーメラン)。わたしの場合、ケチなくせに本だけはどうしても衝動的に買ってしまうんですよね……。

 

というわけで、この状況を打開するべく「積ん読の解消方法」を考えてみました。もし、積ん読を減らせなくて困っているという方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

 

「超速読」を活用しよう!

 

 

じつは、結論はこの記事のタイトルにありました。

 

『「積ん読」を解消するために有効なのが「超速読」!』←これです。

 

「超速読」とは、速読を超えた速読、滅茶苦茶速いスピードで一冊の本を読むことです。

この「超速読」で積ん読を解消することが出来ます

 

「超速読」は、佐藤優さんが『読書の技法』のなかで紹介していたやり方です。

 

実践!超速読!

 

超速読では、本の内容を一行ずつ読むなんてことはしません。

 

まずは目次を見る。

そうしたら、あとは1ページにつき1~数秒でどんどんページをめくっていきます。

 

以上、これだけです。簡単です。

 

といっても意味不明だと思うので、もう少し具体的に説明しましょう。

 

超速読は、読むのではなく“探す”なのです。

 

数秒ごとにどんどんページをめくっていきながら、探す。

何を探すのかといえば、その本のなかの自分が興味のあるところ、面白そうなところをです。

 

見るのは文章ではなく単語です。

人間は、自分が興味のあることについて、勝手に反応するように出来ています。

 

ページをめくっていくなかで、何か引っかかるところがあれば、スピードを落として少し読んでみます。自分が知りたい情報があれば、付箋でも貼っておけばいいでしょう。

 

「そんな読み方をしたらもったいない!」という声が聞こえてきます。

 

それなら、はじめからゆっくり読めばいいのです。

そもそも超速読とは、(自分にとって)読むべき本とそうでない本を選り分けることにあります。

 

積ん読なんてたまらないという人は、1冊ずつ丁寧に読めばいい。

 

でも積ん読がたまってしょうがない。全然解消できない人にとっては、まずそれを何とかすることが急務です。なので、読む本と読まない本、あるいはとりあえずいまは読まない本に分けるのです。

 

積ん読になってしまった本も、自分で買ったからにはなにかしら見どころがあったわけです。

 

知らない知識がのっている
仕事で使える情報がある
単純に面白そう

 

でも必ずしもその本が期待通りの内容とは限りません。

 

最初のほうは面白かったけど、中盤からつまらなくなる本は意外ととあります

 

その理由は、「自分が知りたかったこととちがう」だったり、

「内容がむずかしすぎてわけがわからない」だったりするでしょう。

 

積ん読を読むか読まないか決めてしまう

本デザイン・イラスト

こうした速読でも、その本に自分が期待していたことが書かれているのかどうかは、なんとなくわかるものです。それが期待から外れていたのなら、もうその本は読まないと決めてしまう。

 

期待していたこと、あるいは予想外に面白そうなことが書いてあってなら、改めて読む本リストに加える。もしくはその場ですぐ読みはじめるのもいいですね。

 

「超速読」をして、サーッと内容を確認した。けれど、イマイチピンとこなかったという本は積ん読からも外してしまっていいです。処分するか、あるいはもう“読んだ”ことにしてしまいましょう。

 

本の内容をざっと確認したけど、あんまり面白くなさそうだった。でも1冊通して読めば何か得られるものがあるかもしれない。読まないことにしてしまうのはもったいない。

 

こういう気持ちもわかります。

でも、本は新刊本だけで毎年約八万冊もでています。

 

読む本がなくて困る、なんて事態はまず起こりません。

読むか読まないかを迷っている間にもどんどん新しい本が出版されているのです。

 

人と人の関係に相性があるように、人と本の間にも相性があります。

 

どれだけ素晴らしい本だと宣伝されていても、自分には合わないこともあります。

すべての人と仲良くはできないように、すべての本を読むことはできないのです。

 

だから、なんとなく自分には合わないと思ったらその本は読まなくていいのです。

 

ただ、いまの自分にとってはイマイチな本でも、1年後の自分にとってどうかはわかりません。時間を置いて読み直すと刺さる箇所がまったく変わる、なんてこともあります。

 

少なくとも、一度は理由があって「読もう」と思ったわけですから。自分とその本の相性がいい可能性はあるわけです。

 

なので、処分するのがもったいない!と思う人は、保留する本を一箇所に集めておいて、時間が経ったら読み返すのもいいですね。

 

「超速読」小説にはつかえない

本、ファンタジー

さんざん超速読がいいと言っておきながら申し訳ないのですが、超速読によって積ん読を解消するという方法は「小説」にはつかえません!

「じゃあ意味ネーヨ!」……すみません。

 

なんで小説には使えないかというと、小説は最初から順番に読むものだからです。

当たり前ですね。小説のような物語は、ほとんどの場合、最初から順番に読むことを前提につくられています。

 

なので、「超速読」で飛ばし読みなんかしたら何がなんだかわかりません

 

小説は、たいてい後半から尻上がりに面白くなっていきます。でもそれは、前半部分をきちんと読んだからこそなのです。物語が動き出す前の段階で登場人物とか世界観とかを把握する。そして作品世界に没頭するからこそ、その小説を楽しむことができるのです。

 

以上の理由で、小説の積ん読は超速読では解消できないのです。

 

小説は、ビジネス書や実用書よりもはっきりと好みがわかれると思います。

 

スラスラ頭に入ってくる文章もあれば、何回読んでもまったく頭に入っていかない文章もある。後者の場合は、50ページくらい読んでもダメなら、その本は読まなくていいと思います。

 

ここで「超速読」についてまとめてみます。

・小説には使えない
・ビジネス書や実用書に使える
・超速読は読むか読まないかを決めるだけでいい

 

読まないものを選り分けるだけでも積読へ向かう気持ちがあがる

 

さっきも少し触れました。肥やしの話です。

書店やネットで本を買います。何かしら見どころがあったから、読みたいと思ったからその本を買うにいたったわけですよね。

 

でも、いざ読んでみるとなんだかイマイチということもあります。そういうことがないように、立ち読みを真剣にやるわけですが。それでも当たり本だけを選ぶというのはなかなかむずかしいことです。

 

外れ本を引いてしまったとき。

そういうときは思いきって、積ん読から除外してしまいましょう。べつに処分しなくてもいいです。箱とか本棚のなかでスペースを決めるとかして、一次避難させておく。

 

時間がたって、興味が変わったり知識が増えたりして読みたくなる、読めるようになるということはあります。そうなったら、改めて読めばいいのです。これが頭の肥やしにするということだと思います。

 

「超速読」で、すぐ読むものととりあえず放置するものに分けてしまう。この状態にしてはじめて肥やしになるのです。

 

どうしても積ん読を解消できないときは

雑然とした書類の山

積ん読を解消するとすごくスッキリした気持ちで本を買いに行くことができます。

書店で本を選んでいると、たまに頭をよぎるんですよね。家の本棚にある積ん読が。

 

ああ、未だ読んでない本があんなにあるのに。

 

と若干後ろめたい気持ちになってしまう。

だからといって、買うのをやめたりはしないんですけどね。

 

積ん読をなくしておけば晴れ晴れとした気分で、堂々と本を買えます。

 

本との出合いは偶然です。

 

棚の間をぶらぶらしていたら、偶々目についた本があった。ちょっと立ち読みしたら、すごく面白そうだった。

 

こんな経験ありますよね。

 

そんなとき、その本をそのまま素直に買って帰るでしょうか。

お金とかを理由にして、「やっぱやーめた」をしてないでしょうか。

 

お金を理由にして本を買わないのは、愚かな行為です。

お金はどこにでもあるし、どれも同じものです。ですが、本はちがいます。

 

本との出合いは1回きりです。一度逃したら次はないのです。

 

なぜなら本を見つけた、そして面白そうだと思った“そのとき”が一番その本を楽しむことができるからです。

 

次行ったらなくなっているということもざらにあります。

もちろん、いまならネットで注文できます。でも最初に出合ったときのような情熱は失われてしまっているでしょう。

 

読書で大事なのは新鮮さなのです。

 

どうしても積ん読を消化できない、とします。

そういうときは、いっそのこと一度リセットしてしまうのはどうでしょう。

 

積ん読を全部ダンボールに入れるなりして、目の届かないところにしまっておくのです。

どうせ買ってから時間がたってしまって、新鮮味はなくなっています。

 

一番古い本から消化していくよりも、新しい本を買ってすぐ読むほうがいいです。

 

新しい本をすぎに心置きなく読むために、古い本すなわち積ん読はしまっておくのです。

 

積ん読を手にとるのは、買った本を読み終わったとき、もしくは気が向いたときでいい。

読まなきゃ、と思うより、いつ読んでもいいから気が向いたときに読もう、のほうが精神的に楽です。

 

無理して読んだって楽しめるわけもありません。

本は楽しく読む。それが一番です。